▶シナリオ
TBSテレビ 金曜ドラマ 金曜よる10時~放送
都立高校の生物教師・夕子は、昼間は優れた指導力を発揮するが、夜の顔は、学校内のトラブルを『課外授業』と称して解決に導くダークヒロイン。しかし問題解決のためには手段を選ばず、報酬として高額な金銭を要求する。夕子と共に行動するのは古典教師・すみれと、美術教師・彩。三人は“黒の女教師”として、校内に蔓延する様々な問題を、文字通り毒を以て毒を制していく――
08年、第1回TBS連ドラ・シナリオ大賞佳作受賞・山下友弘『夜の女教師組』を、連続ドラマ化。プロデューサーの伊與田英徳氏(TBSテレビ)が、本作実現に至るまでの道のり、今回参加している脚本家についてなど語ったインタビューも掲載。出演: 榮倉奈々 松村北斗 千葉雄大 大野いと 木村文乃 光石研 市川実日子 南果歩 小林聡美 ほか
▶シナリオ
空襲により焦土と化した東京・蒲田を舞台に、三人兄妹の末っ子・梅子が、努力を重ねて見事医師になるも、医療環境が十分でない地元の現状を知り、町医者に転身。名もなき人々に寄り添いつつ、戦後の混乱期から高度経済成長期を生き抜いていく女性の一代記。地域医療に生きようとするヒロイン・梅子のひたむきな姿と、周囲の人々との賑やかな交流を描く。 出演:堀北真希 高橋克実 南果歩 ミムラ 小出恵介 倍賞美津子 鶴見辰吾 片岡鶴太郎 ほか 作者の尾崎氏による『作者ノート』も掲載。
▶特集
本誌&ラジオ日本『カフェ・ラ・テ』コラボレーション特別企画『リサーチで番組はもっと面白くなる!』
ゲスト:目黒和仁 パーソナリティー:東海林桂 さらだたまこ
脚本創作におけるリサーチの重要性が高まっている昨今、番組リサーチ会社『フルタイム』代表取締役・目黒和仁氏をゲストに迎え、“リサーチャー”の仕事の内容、番組におけるリサーチの位置、過去のエピソードなどを語った、AM1422kHz ラジオ日本『カフェ・ラ・テ』(木曜深夜3時~)8月16日放送の番組内容を、放送時間内には入りきらなかった部分も含め19ページにわたって採録。
▶連載 誌上講座
藤川桂介/『時代が見える プロファイル脚本術』(6)
『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』など数多くのアニメ・特撮の脚本を手がけ、また1000万部を超える大ベストセラー小説『宇宙皇子(うつのみこ)』や『篁・変成秘抄(たかむら・へんじょうひしょう)』の作家としても知られる藤川氏が、半世紀を超える作家人生で実感として感じていた思い、経験を基に、作家として心がけておかねばならないことや、アイデアを産み出し、形にするための“とっておきの方法”を披露。
第6回は「プロファイル10 ドラマの知識と検証」「プロファイル11 仮想現実の点検と検証」。
▶連載 誌上講座
大山勝美/決定稿への道のり―現場が求める脚本とは―(25)
筆者は、名作ドラマ『岸辺のアルバム』『ふぞろいの林檎たち』など数々の作品を手がけ、現在も秀作を発表し続けているプロデューサー・演出家。 脚本家の初稿がどのような過程を経て決定稿になっていくのかを解説。 今回は、TBSテレビで7月9日に放送されたスペシャルドラマ『金子みすゞ物語 ―みんなちがって、みんないい―』(脚本:清水曙美)の前編。
▶連載
セリフとト書き(78)/牟田桂子脚本の世界に魅了されて
「結党!老人党」「離婚同居」「天使の代理人」「ほんとにあった怖い話」「家族法廷」「市長はムコ殿」などを手がける氏が、シナリオ講座で学び始めた頃の思い出、仕事を通して触れた脚本の面白さなどについて綴る。
▶連載
さらだたまこ/カフェ・ラ・テの庭で(41)(36)
AM1422kHz ラジオ日本・木曜深夜3時~好評放送中のトークラジオとのコラボ企画。脚本家の関えり香氏、桂千穂氏のトークを誌上再録。
▶評論
新・テレビドラマ評判記 松尾羊一
放送コラムニストの筆者が、視聴率と連続ドラマの関係性、また必ずしも視聴率が人気の高さを示さなくなった現状について論ずる。
▶シナリオ公募情報
(中間審査発表) 第37回創作テレビドラマ大賞 一次審査通過作品発表 (審査結果) 北のシナリオ大賞 橋田賞新人脚本賞・受賞の言葉/後藤健之 (募集要項) 新人シナリオコンクール 橋田賞新人脚本賞 テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞 さぬき映画祭 科学ドラマ大賞 ねり丸アニメストーリーコンテスト
▶ライター掲示板
岡本貴也 野木亜紀子 保木本真也 松田裕子
▶トピックスコーナー
アジアドラマカンファレンス開かれる/『やわらかい生活』裁判を考える会、開催/井沢満氏、アメリカの映像祭で受賞/新刊案内「橋田賞」授賞式開催